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まるはち調査部

名古屋市役所の出世と人事について

歴代の上下水道局長 「水道一家」のいま

歴代上下水道局長

 

これまでの調査から、次のことが明らかになりました。

 

・戦後の名古屋市長7名のうち職員OBが3名。うち教員出身の松原氏を除くと、行政職出身の杉戸氏、西尾氏の2名がともに水道局長を経験している。

 

・2000年以降に副市長(助役)を務めた12名のうち、山田氏は水道局長出身、また企画部長を務めた同氏を始め、ほとんどが総務局、財政局で主要ポストを経験している。

 

ここでは歴代の水道局長について調べ、人はいかにして水道局長になるのかに迫ります。

 

伝統的に「水道一家」と呼ばれ内部の結束が強いといわれた水道局。しかし近年は潮流が変わり、生え抜きの伝統は平成22年まで局長を務めた三宅氏で途絶え、以後は外様出身の局長が続いています。

 

 

■丹羽 吉彦(外様)
H28 上下水道局長
H27 市長室長
H25-26  総務局副局長
H23-24  市長室次長

H21-22 総務局総合調整部長

H19-20  総務局総務課長

H17-18 総務局企画調整室長

H15-16 総務局総合調整部主幹(企画調整)

H13-14 総務局総務課庶務係長

H12 市長室秘書課主査(特命)

 

H28の就任時の挨拶文(組合だより - 名古屋市指定水道工事店協同組合)によると、「市役所に入庁以来、主に総務局や市長室を中心に仕事をしており、上下水道事業に関わるのは今回が初めて」とのことです。秘書や総務など、主に管理部門でキャリアを積んで来られたようです。

 

 

■小林 寛司(外様)

H25−H27 上下水道局長

H24 総務局副局長

H23 環境局副局長

H20-22 環境局参事(生物多様性条約締約国会議)

H17-19 市長室広報課長

H15-16 総務局企画調整室長

H14 総務局情報課推進課長

H12-13 総務局付主幹 財団法人2005年日本国際博覧会協会派遣

 

在任当時の業界新聞記事(水道公論:表紙の人 小林寛司・名古屋市上下水道局長-日本水道新聞社)に「名古屋大学経済学部経営学科卒業後、昭和53年に名古屋市に入庁。東区税務課を振り出しに、平成2年市立大学病院管理部情報処理室主査(情報処理担当)、10年総務局企画部企画課企画係長、17年市長室広報課長、20年環境局参事(生物多様性条約締約国会議の誘致担当)、24年総務局副局長などを経て昨年4月、現職」とあり、企画系のキャリアを積んでこられたようです。

 

 

■長谷川 和司 (外様)

H23-H24 上下水道局長

H22 環境局長

H20-21 住宅都市局理事(住宅・開発整備担当)

H18-19 住宅都市局都市再生推進部長

H16-17 住宅都市局営繕部長

H15 住宅都市局営繕企画課長

H14 住宅都市局営繕課長

H12-13 住宅都市局営繕部主幹(教育施設建設)

 

就任時の業界新聞(水道公論:表紙の人 長谷川 和司・名古屋市上下水道局長-日本水道新聞社)には「名古屋大学大学院工学研究科卒業後、昭和53年に名古屋市入庁。昭和62年白鳥総合整備事務所主査、平成2年計画局都心開発推進室主査、12年住宅都市局営繕部主幹、16年同部部長、20年同局理事、22年環境局長を経て23年4月、現職に就任。学生時代に建築学を専攻」とあり、建築系の技師出身。

 

 

■三宅 勝(生え抜き)

H23-24 総務局長

H21-H22 水道局長

H19-20 消防局理事(防災・危機管理

H17-18 総務局総合調整部長

H15-16 総務局付参事 共済組合事務局長

H12-14 上下水道局経営企画課長

H11 水道局緑業務所長

H8-10 秘書室主幹(国際交流推進・公館担当)

H2 水道局総務課広報係長

S63 水道局守山業務所営業係長

 

業界新聞の記事(水道公論:表紙の人に聞く 三宅 勝氏・名古屋市上下水道局長-日本水道新聞社)には「昭和50年3月、名古屋大学経済学部経済学科卒業後、名古屋市に奉職。平成2年水道局管理部総務課広報係長、平成8年秘書室主幹(国際交流推進・公館担当)、平成12年上下水道総務部経営企画課長、平成17年総務局総合調整部長、平成19年消防局理事(防災・危機管理担当)などを歴任、平成21年4月に現職に就任。」とあります。

 

 

■西部 啓一 (外様?)

H19-H20 上下水道局長

H16-H18 市会事務局長

H14-15 市民経済局理事(文化・地域振興)

H13 市民経済局地域振興部長

-H12 市民経済局参事(公聴)

 

 業界新聞の就任インタビュー(水道産業新聞社 バックナンバー)に「昭和47年の入庁以来、企画部門をはじめ、幅広い分野で名古屋市政を支えてきた」とあります。

 

 

■山田雅雄 (生え抜き

H19-H23 副市長

H15 上下水道局長

H13 総務局企画部長

H10 総務局企画課長

H9 下水道局建設部計画課長

H5 日本下水道事業団 出向

S46 下水道局建設部施設課 採用

 

 現在特任教授を務める名古屋市立大学のページ(山田 雅雄 YAMADA Masao - 名古屋市立大学経済学研究科/経済学部)に詳細な経歴がまとめられています。

 

■平子 魁人

H12-H14 上下水道局長 (※ 水道局と下水道局が統合)

H11 水道局長

H10 選管事務局長

-H9 水道局次長

 

 業界新聞にインタビューの形跡(水道公論:表紙の人(平成10年~平成19年)-日本水道新聞社)がありますが、オンライン化はされていないようです。(「表紙の人」「平成11年6月 平子 魁人(名古屋市水道事業管理者)」)