名古屋市の歴代副市長(助役)について 2000年代後半以降
最近は潮流が変わったようですが、もともと助役(副市長)の選任には一定のルールがあったようです。
伝統的に「総務、財政に通暁したもの1名」及び「公営企業管理者から1名」とされていた(古老の言い伝え)ところ、 2009年に就任した河村たかし市長は、副市長について「行政枠2人、民間枠1人」との考えだそうです。(横井利明オフィシャルブログ:もう一人の副市長は...)
また元市議の藤沢氏によると、河村市長になる以前は「2期8年」務めるのが通例であったようです。(入倉副市長の退任に思う - ふじさわブログ)
歴代副市長(助役)
■田宮正道 (任 2014?-2016.5)
技師出身で、旧計画局時代から都市計画の本流を歩まれたご様子。就任当時の報道では、リニア対策が前面に押し出されていました。
大規模プロジェクトを見据えて人材を起用するのは、ごみ問題で起用された鈴木勝久助役のときと近い空気感があります。
〈経歴〉
住宅都市局長
住宅都市局都市計画部長
住宅都市局街路計画課長
東大院・都市工学
■新開輝夫 (任 2013-2016現在)
事務職出身で、総務局総務課長、同人事課長といった主要ポストを経験しておられます。
2012年の局長時代の講演会資料で詳細な経歴を確認できます。(https://www.aichi-npo.jp/5_NPO_shien/5_atarashiikokyo/gyousei/chirasi.kanbu.pdf)
〈経歴〉
市民経済局長
市長室長
港区長
総務局総務課長
同局人事課長
京大・法
■岩城正光 (任 2013-2016)
民間、弁護士出身
児童虐待対策の専門家として、河村たかし市長の肝いりで起用されました。
■入倉憲二 (任 2011-2014.3)
H24読売新聞インタビュー 香川県のご出身だそうです。(堀川1000人調査隊の皆さんともなじみの深い名古屋市副市長の入倉憲二さんの記事が、読売新聞に掲載されていましたのでご紹介します。)
〈経歴〉
2010 総務局長
08-09 住宅都市局長
06-07 住宅都市局理事
00 総務局企画調整室長
名大・法学部
■大西聡 (任 2009.7-2011.2)
初の民間出身副市長として河村市長が起用。
トヨタレンタリース常務、愛知トヨタ取締役を歴任されています。
■住田代一 (任 2008ー)
当時の報道では、「局長を越える抜擢人事」「財政に精通」とあります。(徒然流Blog 名古屋市副市長に住田氏 総務局理事、財政に精通)
〈経歴〉
総務局理事(企画・調整)
同企画部長
財政局財政部長
同財政課長
名大・経済
■山田雅雄 2007-(OB、上下水道局長、企画部長、企画課長、下水道計画課長 東大都市工学)
2016年現在、市立大学の特任教授を勤めておられ、同大のページで詳細な経歴を確認できます。(山田 雅雄 YAMADA Masao - 名古屋市立大学経済学研究科/経済学部)
有史以前
■因田義男 2002- (総務局長)
■塚本孝保 2005-2007 (交通局長、財政系?)
■鈴木勝久 2000-2004 (環境事業局長、計画局次長)
■登内洋人2000-2002
■竹内正 1993-2000 (H5-12助役、H3総務局長、S32名古屋市勤務,S10生。2004名古屋銀行監査役、有価証券報告書に経歴記載あり)
〈竹内氏時代にもう一名?〉
■大沢正隆 85-89? (交通局長、財政課長)
■谷 隆夫81-86(財政局長)
■浅井 ガイチ 73-78(著書『じょやく物語』)
■今城 栄次郎 67-73?(建設局長) 本山市政を良しとせず、同市長就任後1年で退任
■長尾 茂 66頃
■斎藤 武夫 66頃